ドイツ

ドイツは音楽留学のメッカ

日本で一流オーケストラの楽員および器楽演奏家の多くはドイツ留学経験者です。
ドイツはバッハ、ベートーベン、ブラームス、シューベルトなど数多くの偉大な音楽家を生んだ国であり、今なおクラシック音楽の聖地です。
そのため、ドイツへの音楽留学希望者は多く、受入れ側の体制も整っています。

学びながら良質の音楽に身近に触れる事ができるメリットがあり、音楽家を目指す方にとってドイツ留学は通過点として必須と言っても過言ではありません。
また、自分の演奏を聴いて欲しいという欲求にも応えてくれる国でもあります。
街の教会などを使わせてもらえるため、度胸試しも兼ねて耳の肥えたドイツ人に演奏を聴いてもらい、収入にもなるという一石二鳥なのです。

ドイツ人はクラシック音楽の聖地であることを誇りに思っており、極めて造詣も深いので、率直な感想やアドバイスを貰うことは実力向上に繋がります。
ベルリンフィルの様な一流オーケストラのコンサートも、日本では15000円はするチケットが2000円程度で購入できるため、本気で音楽家を目指すならドイツ留学は最適です。

ドイツ留学に必要な手続きと費用

ドイツの大学はほとんどが国立で、授業料は無料というメリットがあります。
そのため他のどの国よりも留学に掛かるコストを抑える事ができるのです。

ドイツ語の語学留学の場合、授業料、滞在費、食費など全て込で3ヶ月で平均80万円が必要です。
ワーキング・ホリデーの場合はビザ取得時に2000ユーロの残高証明が必要です。
ホームステイで自炊の場合は、平均で一月15万円の費用が掛かります。

ドイツの人気都市

北と南では気候だけでなく文化も異なります。
首都ベルリンも治安が良く清潔で、生活環境の良さは世界でも随一です。

ドイツ第二の都市であるハンブルクでの滞在費は首都ベルリンに比べて割高になります。
ベルリンの1ヶ月の平均滞在費が800ユーロなのに対し、ハンブルクは1250ユーロと1.5倍です。

ケルンやフランクフルトは歴史的建造物が多く、街自体が博物館の様な都市です。
滞在費はハンブルクの半額程度と安価なため、滞在先として人気が高いのです。

バレエ留学希望者に人気があるのがシュトゥットガルトで、有名なバレエ団があります。
滞在費用はベルリンとほぼ同じです。

ワーキング・ホリデーのビザと就労日数

現在ドイツでは規制がないため、希望の日数就労する事が可能です。
ただし、ドイツで外国人が仕事に就くことは他のヨーロッパ諸国同様、かなり難しい事は覚悟しなければなりません。

可能性としては、日本企業や日本料理店のローカルとして就業する事です。
最も日本企業の多い都市がデュッセルドルフであることから、滞在希望者が多いのは自然の成り行きです。