イギリス

イギリス留学の目的

英語力を培う目的の場合、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが主な渡航先となります。
ビジネスを目的とするならば、アメリカ留学が理想かもしれませんが、美しい英語を身に着けるならば、やはり本家本元のイギリスで学ぶのが理想です。

日本人の特徴として、どうしても日本人同士で固まってしまいがちで、英語上達の妨げにもなりかねません。
せっかく海外留学をするのですから、日本人が少ない環境で様々な国の人たちと積極的に交流することが望ましいでしょう。

イギリスは日本人留学生がアメリカやカナダに比べて少ないので、留学するには理想的な環境と言えるのです。
特にロンドンを離れると日本人との遭遇率は極端に下がります。

イギリスの田舎には都会の喧騒からは想像もつかない程自然が豊かで素朴な生活があります。
古くから妖精など、ファンタジーの世界を大切にしているお国柄は、他のヨーロッパ諸国と異なる特徴です。

イスラーム圏との関係

ヨーロッパはアフリカや中東とも近く、異文化交流の場としても理想的な留学先です。
かつては中東諸国やアジア諸国を植民地支配していた歴史もあり、その影響でイスラム圏からは忌み嫌われている部分もあるのは事実です。
中東戦争の元凶とも言えるイスラエル建国によるパレスチナ問題の原因は、イギリスが原因なのです。

そのため、イスラム主義などのテロの危険もあることを認識しなければなりません。
しかしながら、イスラームがテロリストとイコールではないことも、イギリス留学によって知ることができます。
経験なイスラム教徒はテロリストにはなり得ないことは、国際交流の中で学ぶことができ、人種偏見や誤った認識を打ち破るきっかけにもなります。

渡航と生活にかかる費用

日本人の多くがヨーロッパは物価が高いと思っていますが、必ずしもそうとは限りません。
イギリスの場合、生活に必要な多くのものに課税がかからないのと、安価で購入できるスーパーを利用することで、かなり節約する事ができます。
勿論日本と同様、天候の変化によって野菜の値段が高騰する可能性もありますが、比較的安く手いれる事ができます。

ビザの申請や保険、航空運賃は勿論用意しなければなりません。
ビザの申請には3万円前後、保険費用は在英期間や渡航目的によって様々なタイプが選べます。

航空運賃も時期や航空会社によって幅がありますが、往復で12万円前後が妥当です。
その時最も安価で行ける航空会社をリサーチすれば良いでしょう。

人にもよりますが、平均して生活費は月15万円前後で、携帯やパソコンなどの通信費がそれに加算されます。
ここに留学費用を加算して、半年の留学で150万円は準備する必要があります。

イギリス留学のメリット

イギリスは島国とは言え、ヨーロッパへ諸国へ格安で旅行する事ができるメリットがあります。
航空機だけでなく、ユーロスターで欧州の主要都市へ30分から2時間程度で行くことができるので、日本の国内旅行よりも近くて安価です。

イギリスでの旅行は夜行バスを利用することで、更に旅行費用を抑える事が可能です。
せっかく留学しているのなら、そのメリットを最大限に生かし、更に多くの国や文化に触れることが望ましいでしょう。